1949-05-21 第5回国会 衆議院 運輸委員会 第25号
輸送力を軒強化するというような意味でありますれば、これは拂下げをするよりも、むしろ今まで通り國営のままで、交通行政一貫のもとに合理的な、計画的な運営をやつた方が、はるかに地方鉄道の機能を強化することになると思うのであります。その辺は屋形の相違だと言われればそれまでですが、なるほど今日國有鉄道の経営を見れば、ずさんにしてロスが出て、まことに経済的でないことほ私どもも重々承知しております。
輸送力を軒強化するというような意味でありますれば、これは拂下げをするよりも、むしろ今まで通り國営のままで、交通行政一貫のもとに合理的な、計画的な運営をやつた方が、はるかに地方鉄道の機能を強化することになると思うのであります。その辺は屋形の相違だと言われればそれまでですが、なるほど今日國有鉄道の経営を見れば、ずさんにしてロスが出て、まことに経済的でないことほ私どもも重々承知しております。
こういう形に参りますならば、郵便事業は御承知の通り國営事業でありまして、國家の独占的公共事業であります。従いましてその事務をつかさどる者は、中央から末端で、独占的公共企業体におきまする公務員でなければならないという事柄から、請負制度に賛成しがたいのであります。
さて、簡易生命保險及び郵便年金積立金は現在総額百三十億円をこえる巨額を算しているのでありますが、元來この積立金は保險年金事業の責任準備金を本体となすものでありまして、御承知の通り、國営たると民営たるとを問わず、保險のような事業では、事業経営者が資産の運用利まわりと死亡率、事業費等を経営上の要素をよくにらみ合せて保險料率その他を定め、事業全般の運営をいたすのが当然でありまして、資産の運用をみずからいたさないような
ただいま御意見がございました通り、國営競馬がだんだん盛んになりますれば、地方競馬にも相当影響があるというような見方が強いと思うのでありますが、地方競馬自体におきましてもすでに指定市営、都道府縣経営とも両方合せてみますと、現在の状態におきましては適当な時期に適当な日割をとつてやるということが、非常に困難に相なつております。
この道路は鹿兒島縣指宿線の終点であります山川駅と、私設鉄道南薩線の終点であります枕崎駅を結ぶ道路でありますが、この道路に御承知の通り國営自動車が現在運行しているわけであります。
○小幡政府委員 民営バス運行の休止のための御不便はごもつともと存じますが、御請願の茂木、笠間間、これは常野線の延長とも考えられまするけれども、先ほど來御説明申し上げます通り、國営自動車の新しい線を建設いたしますことはもちろん、一部の延長につきましても、目下の國内情勢では相当の困難があるのでありまして、この路線につきましても休止中の民営バスを復活して地方交通の便をおはかり申し上げたいと考えております。
○北村國務大臣 國鉄は御承知の通り國営でありまして、國営の事業が國自体から補助を受けるということが、財政の理論として少しおかしい。それで國鉄が國営である限り、特に石炭の値段に対してある特定の補助を受けるということは、独立採算制の基本的な考す方から申しましても、これは少しおかしなものではないか。
それと福島とを結びたいというお心持はよく了解できるのでありますが、先ほどから申し上げました通り、國営自動車の運行ということにつきましては、目下の情勢では予算、資材の関係で早急に実現は困難かと考えられまするので、現在この路線には福島電鉄会社のバスが一日二往復運轉しているのでありまするが、この福島電鉄会社のバスの増強をはかりたいと、目下のところでは考えておるのであります。